ISBで研究成果を発表しました
15th International Symposium on Bilingualism (ISB15) に参加し、科研の研究成果の発表をしました。場所はスペインのDonostia-San Sebastián で、6月9日から13日まで行われました。
ヨーロッパの研究機関を中心に1000人くらいの参加者が集まり、バイリンガリズムに関する多くの発表が行われました。認知科学系の発表が多かった印象です。
私たちの発表は三日目で以下の発表を行いました。
Beyond Monolingual Literacy: Engaging CLD Students with Translingual Identity Text Projects
Sano, Shiraishi, Matsuda & Miwa
研究協力者の佐野愛子さんが筆頭で、白石佳和さん、三輪聖さんと4人で発表しました。特にこの科研の関連としてボリビアオキナワ第一日ボ学校で行われた俳句ワークショップの成果をお話しました。

会場のサンセバスチャンはスペインのバスク地方にあります。バスクは言語保持の活動が素晴らしく、学ぶべきところがたくさんありました。バスク語で博士論文が書かれていたり、幼児書が多数バスク語に翻訳されていたりしました。バスク語で書かれた俳句もありました。
今回の国際会議は特に、基調講演のJasone Cenoz氏のお話が有益でした。
Pedagogical Translanguaging が各種マイノリティ言語の"Breathing Spaces"をサポートするということ、
TranslanguagingのSustainabilityが重要であるという
発言が印象的でした。

会場はビーチと観光地に隣接し、学術交流観光(MICE)としてもとても素晴らしい場所でした。

