豪州繋生語研究会ニュースレターに俳句ワークショップが掲載されました
ニュースレター 2025年12月 第19号です
1. 第19回繋生語セミナー(8月23日)報告
2. 参加報告:「トランスリンガルな句会」(10月18日)
3. 第3回 にほんごスピーチフェスティバル (9月27日)報告
4. 参加報告:第6回継承日本語スピーチ大会 in 韓国(11月15日)
5. 読み聞かせの会:親子で日本語と繋がる
6. ウーロンゴン読み聞かせ会
7. 参加報告:第55回ビクトリア州日本語弁論大会 繋生語部門(8月24日)
8. オーストラリア・ニュージーランド補習校交流ミーティング(10月11日)
9. 豪州繋生語研究会の主な活動など
ここで俳句ワークショップ(オンラインワークショップ、トランスリンガル句会)について紹介されています。特にトムソン木下千尋先生のJCS日本語学校シティー校での句会報告は子供たちの魅力的な句も紹介されていておすすめです。ぜひご一読ください。
「トランスリンガルな句会」
トムソン木下千尋(豪州繋生語研究会会長/NSW大学)
2025年10月18日、シドニーのUltimoにあるJCS日本語学校シティー校で「トランスリンガルな句会」が行われました。この句会は上記のセミナーの講師でもある白石佳和教授(松蔭大学)、佐野愛子教授(立命館大学)、松田真希子教授(東京都立大学)の3人が企画され、シティー校のマダイ組とカンパチ組(いずれもハイスクール生)の生徒30人弱を担任の中野利香先生と長谷川裕子先生が、上記セミナーに参加した上、指導協力されて実現しました。
句会というのは、俳句を鑑賞する会のことですが、今回の趣旨は「トランスリンガルな」句会です。句会の参加者が、それぞれが持つ言語や文化のリソースの間を自由に行き来しながら俳句を作ったり、読んだり、選んだりしたからです。
当日は前の学期に生徒たちが考えた「春」の季語をもとに作った俳句を集め、グループに分かれて、鑑賞会を行い、好きな俳句を選びました。いくつもの素晴らしい俳句が披露されましたが、その中からいくつかご紹介します。
「マグパイが 木から飛んできた 逃げなあかん」
春になると人を襲撃する「マグパイ」は、オーストラリアならではの・・・
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